神棚を迎えたあと、
「どのお神札を納めればよいのだろう」
「神社で受けたお神札が何枚もあるけれど、並べ方に決まりはあるの?」
と迷うことがあります。
一般的に神棚には、伊勢神宮の「神宮大麻」、地域をお守りする「氏神さま」のお神札、そして個人が信仰する「崇敬神社」のお神札をお祀りします。
一つひとつの意味と、神棚への納め方を見ていきましょう。
神宮大麻とは
神宮大麻は、伊勢神宮のお神札です。
伊勢神宮の内宮には、日本人の総氏神さまと仰がれる天照大御神がお祀りされています。
「大麻」は「たいま」と読みます。この場合の「大麻」は、古くからお祓いに用いられてきた祭具に由来する名称です。
神宮大麻は伊勢神宮だけでなく、全国の神社を通じて受けることができます。お近くの神社で受けられるか分からない場合は、社務所へ確認するとよいでしょう。
氏神さまのお神札とは
氏神さまとは、自分たちが暮らす地域をお守りくださる神さまです。
その氏神さまをお祀りする神社から受けるお神札を、一般に「氏神札」と呼びます。
氏神神社がどこか分からない場合は、近くの神社や各都道府県の神社庁へ、住所を伝えて尋ねる方法があります。
引っ越しをしたときには、新しい地域の氏神神社を確認し、ご挨拶に伺うのもよいでしょう。
崇敬神社のお神札とは
氏神神社とは別に、個人的に信仰している神社を「崇敬神社」といいます。
故郷の神社、家族で大切にしてきた神社、旅行先で心に残った神社など、その人と特別なご縁のある神社です。
氏神神社が住んでいる地域とのつながりを表すのに対し、崇敬神社は一人ひとりの信仰やご縁によって異なります。
崇敬神社は一社に限られるものではありません。複数の神社で受けたお神札も、粗末にならないよう丁寧にお祀りできます。
三社造りのお神札の並べ方
三つの扉がある「三社造り」の神棚では、中央が最も上位とされています。
正面から見て、
- 中央:神宮大麻
- 向かって右:氏神さまのお神札
- 向かって左:崇敬神社のお神札
という順に納めます。
崇敬神社のお神札が複数ある場合は、向かって左側へ重ねて納める方法があります。
神棚に入りきらない大きさのお神札は、無理に折ったり切ったりせず、神棚の横へ丁寧に並べてお祀りします。
一社造りのお神札の重ね方
扉が一つの「一社造り」の神棚では、お神札を手前から順番に重ねます。
- 一番手前:神宮大麻
- その後ろ:氏神さまのお神札
- さらに後ろ:崇敬神社のお神札
神社本庁でも、この順番が基本として案内されています。
お神札を重ねる際は、文字が書かれている面をすべて正面に向け、上下を間違えないよう丁寧に納めましょう。
一枚から始めても大丈夫?
初めて神棚を迎えると、「最初からすべてのお神札を揃えなければ」と身構えてしまうことがあります。
けれど、数を揃えることばかりに意識を向ける必要はありません。
まずは身近な神社のお神札を一枚、丁寧にお祀りすることから始めてもよいでしょう。その後、氏神神社を知ったときや、大切にしたい神社とのご縁が生まれたときに、少しずつ整えていくことができます。
大切なのは、お神札の数ではなく、お祀りした神さまへ日々心を向けることです。
朝に「行ってきます」と伝える。
帰宅したら、無事に戻れたことを報告する。
うれしいことがあった日は、感謝を伝える。
神棚は、すべてを完璧に整えてから始めるものではありません。
今できる形から、神さまとのつながりを暮らしの中に育てていく場所なのだと思います。
かみさまとひかりについて
「かみさまとひかり」は、神棚や神具、縁起物を通して、感謝や願いを大切にできる暮らしを提案しています。
現代の住まいになじむ「光の神棚」をはじめ、お米・お塩・お水を美しく封入した「光のお供え」、本物のお塩を透明な樹脂に封じ込めた「溶けない盛り塩」、願いを書いて納める「願い小だるま」など、祈りを日々の暮らしへ無理なく取り入れられる商品をお届けしています。
私たちが大切にしているのは、ただ形の美しいものをつくることではありません。
神棚に向かう時間が、誰かを想い、今日あるものへ感謝するきっかけになること。そして、お選びいただいた商品が、お客様一人ひとりの想いや住まいに永く寄り添うものになることです。
そのために、商品は一つひとつ丁寧に製作し、細かな部分まで検品したうえで、責任を持って梱包しています。
暮らしになじみながら、ふとした瞬間に大切なことを思い出させてくれるものを。
「かみさまとひかり」は、これからも祈りのある暮らしに寄り添う商品を、心を込めてお届けしてまいります。

モダン神棚・神具のかみさまとひかり