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お札が複数あるときの祀り方は?

並べ方・重ね方・入りきらない場合を解説

神棚をお祀りしていると、
少しずつお札が増えていくことがあります。

初詣でお受けしたお札。
氏神さまのお札。
毎年参拝している神社のお札。
旅先で心を惹かれた神社で受けたお札。

どれも大切にお祀りしたいものですが、
いざ神棚に納めようとしたときに、

  • どのお札を真ん中にすればよいのか
  • 複数ある場合はどう並べればよいのか
  • 重ねても失礼にならないのか
  • 神棚に入りきらないお札はどうすればよいのか

と迷ってしまう方は多いものです。

お札は、それぞれ神社でお受けした大切なもの。
だからこそ、雑に扱いたくない。
その気持ちがあるからこそ、正しい祀り方を知っておきたいと感じるのだと思います。

この記事では、
複数のお札をお祀りするときの基本的な考え方を、分かりやすく整理してご紹介します。

  


まず知っておきたい「神宮大麻」「氏神さま」「崇敬神社」

お札の並べ方を考える前に、
よく出てくる3つの言葉を簡単に確認しておきましょう。

神宮大麻

伊勢神宮のお札です。
全国の多くの神社を通じて授与され、家庭の神棚にお祀りされます。

氏神神社のお札

自分が住んでいる地域を守ってくださっている神社のお札です。
引っ越した先で新たにご縁が生まれる神社ともいえます。

崇敬神社のお札

個人的に信仰している神社や、特にご縁を感じて参拝している神社のお札です。
たとえば、毎年訪れる神社、家族で大切にしている神社、仕事や節目で参拝している神社などがこれにあたります。

  


三社造りの神棚では、中央・右・左の順に

扉が三つある「三社造り」の神棚では、
お札を次のように納めるのが基本です。

  1. 中央に神宮大麻
  2. 向かって右に氏神神社のお札
  3. 向かって左に崇敬神社のお札

この並べ方は、神社本庁や伊勢神宮でも案内されています。

三社造りは、それぞれのお札を分けてお祀りできるため、
複数のお札を受けているご家庭にとって分かりやすい形です。

   


一社造りの神棚では、前から順に重ねて納める

扉が一つの「一社造り」の神棚では、
お札を横に並べるのではなく、前後に重ねてお祀りします。

基本の順番は、

  1. 一番手前に神宮大麻
  2. その後ろに氏神神社のお札
  3. さらに後ろに崇敬神社のお札

です。

一社造りは、コンパクトな神棚にも多く用いられる形です。
現代の住まいでは取り入れやすい一方で、
複数のお札をどの順番で重ねればよいのか分からなくなることもあります。

そんなときは、
「神宮大麻を手前に、その後ろに氏神さま、さらに崇敬神社」
と覚えておくと安心です。

  


旅行先や特別な神社で受けたお札はどうする?

旅行先で参拝した神社のお札や、
厄除け・商売繁盛・家内安全など、特別な思いを込めて受けたお札を、
どう祀ればよいか迷う方もいるかもしれません。

神社本庁では、
三社造りの場合、そのほかの神社のお札は向かって左側、崇敬神社のお札の後ろに重ねてお祀りすると案内しています。
一社造りの場合も、崇敬神社のお札の後ろに重ねて納めます。

つまり、
まず基本となるお札を整えたうえで、
そのほかに受けたお札を丁重に加えていくイメージです。

  


神棚に入りきらないお札は、無理に押し込まない

お札には大きさがあります。
神社によって縦長だったり、厚みがあったり、
木札のようにしっかりとしたものもあります。

そのため、
お札の数が増えていなくても、
「今の神棚には入らない」ということが起こる場合があります。

そのときに避けたいのは、
無理に曲げたり、押し込んだりすることです。

  

大切なのは、
神棚の中に必ず納めることそのものではなく、
お札を粗末にせず、清らかな場所で大切にお祀りすることです。

   


「お札を増やしすぎてはいけないのでは?」と不安な方へ

複数の神社でお札を受けると、
「いくつも祀るのはよくないのでは」と不安に思う方もいるかもしれません。

しかし、お札が複数あること自体が問題というよりも、
それぞれを丁重に扱い、神棚まわりが雑然としないように整えることが大切です。

たとえば、

  • 受けたお札を袋に入れたまま放置している
  • 神棚に押し込みすぎて、前後が崩れている
  • どれが何のお札か分からないまま積み重なっている

という状態は避けたいものです。

お札をお祀りするということは、
ただ物として保管することではありません。
その神社とのご縁を、暮らしの中で大切に受けとめることでもあります。

  


お札が増えたときは、神棚の大きさを見直す合図かもしれない

お札が増えてきたとき、
無理に今の神棚に納めようとするのではなく、
神棚そのものを見直す機会にするのもよいでしょう。

神社本庁では、神棚を選ぶ際、
設置場所の幅・高さ・奥行きに加えて、
お供え物を置くスペースも考慮するよう案内しています。

つまり、神棚は
「お札が入ればよい」というだけでなく、

  • お札を無理なくお祀りできるか
  • お供え物を丁寧に置けるか
  • 日々のお参りがしやすいか

まで含めて考えるものだといえます。

お札が増えたことをきっかけに、
神棚まわりを少し整え直す。
それは、神さまとのご縁を改めて大切にする時間にもなります。

  


お札の並べ方に迷ったら、「丁重に扱えているか」を大切に

お札の祀り方には、基本があります。
中央・右・左の順。
手前から後ろへの順。
入りきらない場合の祀り方。

こうした基本を知っておくと、
迷ったときにも落ち着いて整えられます。

けれど、それ以上に大切なのは、
お札を受けたときの気持ちを忘れずに、丁寧にお祀りすることです。

家族の無事を願って受けたお札。
一年の始まりに、清々しい思いで受けたお札。
旅先で心に残り、大切にしたいと思って受けたお札。

その一つひとつのご縁を、
神棚という場所で静かに結び直していく。
それが、お札をお祀りする意味なのかもしれません。

  

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