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神棚でも月に一度の「神さまの日」?〜神社で行われる月次祭(つきなみさい)とは?

神社にまつわる言葉として「月次祭(つきなみさい)」をご存知でしょうか?月次祭とは神社で行われる毎月恒例の祭典とされています。毎月一回、神社によっては二回行われる行事だそうで、ひと月の中でも特に神さまへの感謝を表す日とされています。

神社の月次祭ではなにをしているの?

神社ではほぼ毎日いろいろな祭典が行われる中で、月に一度の特に大切な日として月次祭がとり行われます。内容は地域や神社によって多少異なります。その基本の内容としては、神さまへお供え物をし祝詞を奏上するというもの。日々の祭典とは少し異なる内容であったり、氏子が参加して一緒に祝詞を捧げることができる神社もあるようです。また、最後には神さまへのお供え物のお下がりを頂くところまで参加できる神社もあるようです。そのようにお供え物を頂くことを「直会(なおらい)」といいます。あらゆる食べ物や飲み水はすべて神さまから頂ける恵みである・・という謙虚な気持ちを思い起こさせてくれる古くからの習わしと云われています。

月次祭への参加を気軽に歓迎している神社や自由に見学ができる神社も多い様子。身近な神社の「月次祭」を知っていればより興味も深まり、参拝のタイミングを合わせることもできそうです。

月に一度、神さまと自分に向き合う日

一般的に神棚へのお参りは毎日朝夕が理想とされています。実際の暮らしの中では、個々のライフスタイルにあわせて可能なタイミングでお参りするという方が多いかと思います。神道においては細かなルールを定めないとされています。やむなく数日お休みしてしまっても、感謝の気持ちを忘れないことが大事なのかも知れません。

そうした意味でも自分・自宅だけの「月次祭」があってもいいのかも知れません。神棚は家の中の小さな神社と云われています。神社と同じように月に一度だけ、この日!と決めて神棚へ向き合う日。いつもと違うお供え物や、季節の花を一輪添えて。神棚の周りを整理整頓・お掃除するいいタイミングにもなりそうです。

何気ない日々に感謝する、暮らしのリズムを

神社によっては毎月1日や15日など区切りの良い日に決めている例も多いようです。

  • 「同じく区切りのいい毎月1日なら忘れなそう」
  • 「毎月の自分の誕生日に、健康と安全・親やご先祖に感謝する」
  • 「月の終わりに、今月も無事に過ごせたことを感謝する」等々…

人それぞれ毎月の節目があると、日々の暮らしの中にもメリハリが生まれるような気がします。忙しさであっという間に毎日が過ぎてしまう現代人にこそ必要な、月に一度の「神棚と自分」のメンテナンスの日としていかがでしょうか。

インテリアにもさりげなく馴染むおしゃれな神棚、自分だけの大切な場所として飾りたくなるような神棚はいかがでしょうか。ココロが落ち着く、家族&自分だけの特別な場所、きっと見つかる。

おしゃれな神棚とかわいい神具|かみさまとおうち Kamisama To Ouchi