神棚は、毎日の中で手を合わせたり、感謝を伝えたりする場所。
だからこそ、普段の使いやすさだけではなく、**「もしもの時にも安心できること」**を大切にしたい。
そんな考えから、かみさまとおうちの「割れない神具」は生まれました。
一般的な神具には陶器が使われることが多く、美しい質感や長く受け継がれてきた佇まいには、もちろん大きな魅力があります。
一方で、地震などによって棚から落下した場合、割れた破片が床に広がってしまうことがあります。
特に災害時は、停電していたり、急いで避難しなければならなかったりと、普段とはまったく違う状況になることもあります。
だからこそ私たちは、神棚まわりにも「備える」という考え方があっていいのではないかと考えました。

神具にも、「割れない」という選択肢を。
割れない神具には、落下や衝撃による破損に配慮した素材を使用しています。
日常のお手入れや取り扱いがしやすいだけでなく、万が一落下してしまった場合にも、陶器のように鋭い破片が広がるリスクを抑えられることが特徴です。
神棚は、家の中でも比較的高い位置に設置されることがあります。
だからこそ、地震が多い日本の暮らしの中では、神具そのものの安全性について考えることにも意味があると私たちは考えています。
「祈りの場所だからこそ、もしもの時にも安心できるものを。」
それが、割れない神具をつくるうえで大切にしてきた考え方です。
安全性だけでなく、置きたくなる美しさを。
一方で、機能性だけを追求すればいいとは考えていません。
神棚は、毎日の暮らしの中で自然と目に入る場所でもあります。
だからこそ、安心して使えることと同じくらい、暮らしになじむ美しさも大切にしました。
装飾をできるだけ抑えた、シンプルな形。
白を基調とした、静かで清潔感のある佇まい。
昔ながらの神棚にはもちろん、白い壁や木製家具を取り入れた現代の住まいにも自然になじむデザインを目指しています。
「神具だから、この形でなければならない。」
そう考えるのではなく、伝統を大切にしながらも、今の暮らしに合う形へ。
そんな考え方から、一つひとつの形を整えていきました。
グッドデザイン賞を受賞
こうした機能性とデザイン性を両立した考え方が評価され、「割れない神具」はグッドデザイン賞を受賞しています。
私たちにとって、グッドデザイン賞の受賞は、見た目の美しさだけを評価していただいたものではありません。
毎日の暮らしの中で使いやすいこと。
現代の住空間になじむこと。
そして、災害時の安全性にも目を向けていること。
そうした神具のあり方そのものを考えてきた結果だと受け止めています。
「安全だから選ぶ」だけではなく、「美しいから置きたい」と思えるものへ。
その両方を叶えることが、かみさまとおうちの考えるデザインです。
暮らしが変われば、神具も変わっていい。
住まいの形や、暮らし方は少しずつ変化しています。
和室のある家だけではなく、マンションや洋室、限られたスペースの中に神棚を設ける方も増えています。
だからこそ、神棚や神具も、昔から大切にされてきた意味を残しながら、今の暮らしに合った形へ変化してもいいのではないでしょうか。
安全であること。
扱いやすいこと。
そして、毎日眺めたくなるような美しさがあること。
「守るものだからこそ、暮らしの安心も守れるものに。」
割れない神具は、伝統をなくすためのものではありません。
これまで大切にされてきた神具の役割を、これからの暮らしへつないでいくための、新しい選択肢です。
毎日手を合わせる場所だからこそ。
安心と美しさ、そのどちらも大切にした神具を、暮らしの中へ。
かみさまとおうちは、これからも現代の暮らしに寄り添う神棚・神具のあり方を考え続けていきます。

モダン神棚のかみさまとおうち